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卵巣機能不全について (2013/11/12)

　卵巣機能不全とは、卵巣ホルモンのバランスが乱れて、月経が起こらない、月経の周期が乱れるなど、卵巣機能が正常に働かない状態のことです。

　卵巣機能不全の原因は以下の三つがあります。

　・抗精神病薬や抗うつ薬の服用
　副作用として卵巣機能を低下させるものがある

　・冷え、喫煙
　骨盤内の子宮や卵巣は血行が良くて温かいことが必須なのに、服装や環境による冷え、タバコにより末梢血流が悪化しすると卵巣の働きがのびやかに行われなくなる。

　・強いストレスが続いたり、過激なダイエット（神経性無食欲）
　脳の視床下部の働きが抑制されて下垂体を刺激しなくなる。その結果性腺刺激ホルモン（FSH、LH）が分泌されず、卵巣で卵胞が育たなくなり周期的な活動を行わなくなる。

　卵巣機能不全は通常に比べ早期にエストロゲンが減少するので、このエストロゲンを補うホルモン補充療法が必要になります。妊娠を望む場合は、卵巣に卵胞が残っているかが必要になり、排卵誘発剤で卵巣を刺激し反応を観察します。

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