同仁堂同仁烏鶏白鳳丸(水蜜丸)の紹介

同仁堂乳核内消液は茶褐色の液体で、香りがあり、味が微苦・渋いです。乳核内消液は肝気欝結（疏泄が欝滞し、気滞の症状が現れること）、気滞（臓腑・経絡の気が阻滞されて、生理機能の円滑な活動が阻害され、特有の症状がみられること）、血於（脈管内で血液運行が凝滞すること）、乳腺増殖、乳房の脹れ痛みなどによく用いられます。

同仁堂荷葉丸は黒色の大蜜丸で、やや匂いがあり、味が甘・微苦です。荷葉丸は喀血、尿血、おりものに血液が混じっているなどの症状に用いられます。

同仁堂加味逍遙丸は黄褐色の水丸で、味が甘です。 　同仁堂加味逍遙丸は自律神経、内分泌などの機能失調により現れた諸症状、とくに婦人の精神神経症状を伴うものに用いられることが多いであります。

同仁堂女金丸は茶褐色及び黒褐色の大蜜丸で、香りがあり、味が甘・微苦です。女金丸は営血不足（広く血が不足していること）とか、気滞（臓腑・経絡の気が阻滞されて、生理機能の円滑な活動が阻害され、特有の症状がみられること）とか、瘀血（血液の運行が円滑を欠き一定部位に滞留すること）による経血不調、腹痛、生理痛、足腰がだるくなどによく用いられます。

同仁堂婦宝金丸(大蜜丸)は茶褐色の大蜜丸で、味が甘・苦です。婦宝金丸(大蜜丸)は気虚血寒（気が虚損し、寒が血分にあることをいうこと）や肝気欝結（疏泄が欝滞し、気滞の症状が現れること）による月経不順、生理痛、おりものが異常、胸腹が脹れ痛み、倦怠感、食欲不振などによく用いられます。

同仁堂大黄庶虫丸は黒色の大蜜丸で、味が甘･微苦です。大黄庶虫丸は閉経、皮膚乾燥、目の周りの黒み、顔色が悪く、潮熱、痩せているなどに用いられます。

同仁堂夏枯草膏は黒褐色の「練り状」の内服漢方で、味が甘・少々渋いです。夏枯草膏は体内にカッカした熱が溜まるによる頭痛、めまい、瘰癧（頸部の慢性リンパ節腫大をいい、頸部リンパ節結核をさすことが多い。頸部に肥大したリンパ節が念珠状に累々と連なり、歴々と数えることができること）、甲状腺腫瘍、乳腺増殖症などに用いられます。