痩せる(やせる)体質とは、ダイエットをしなくてもたくさん食べて太りにくい、または普通に食べてもスリムな状態を保つことができるといった体質のことをいいます。痩せる体質には大きく分けると2種類あり、食物の消化吸収能力が低いことによるものとエネルギーの消費が多いことによるものです。前者は同じものを食べても栄養として吸収する能力(吸収量)が少ないという理由で太りにくく、生来の体質や病気によるものなので、ならないほうがよいのです。後者は同じものを食べて同じだけ活動しても基礎代謝で使うエネルギーが多いため太りにくいというダイエット効果があらわれやすい体質なのです。「後ろ歩きダイエット」とは,普段使わない筋肉を刺激することによってGLUT4の働きを活発にし,脂肪を減らすダイエット法です。
後ろ歩きで活発になるGLUT4(グルットフォー)の働きとは
後ろ向きに歩くと,日ごろ使わないももの内側の筋肉やお尻の筋肉を刺激することになります。これによって,筋肉中のブドウ糖を効率よく取り込むタンパク質である「GLUT4」が活発になるため,ダイエット効果があります。普段あまり使っていない筋肉が使われると,GLUT4が表面に出てきやすくなります。その刺激が続けば,GLUT4の総量も増えてきて,さらにブドウ糖を取り込みやすくなってくるのです。同じ運動量でも,普段使われている筋肉ではこのような効果は得られません。筋肉に効率的にブドウ糖が取り込まれているとエネルギーになりやすく,また,ブドウ糖がグリコーゲンに合成されて筋肉内に入るため,筋肉が増えて強化されていきます。筋肉が増えた分,脂肪を燃やす力も増えるので,エネルギー効率のよい体になるのです。
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