ペニスとは、陰茎とも呼ばれます。一般的に数ある動物の内、体内受精をする雄にあるものです。大きさに関わらず、主に両足の間から突出している器官であり、人のペニスは「おちんちん」や「ちんこ」と呼ばれています。
この突起した器官は、そこから出てくる精子をメスの膣内に送り込むための形であり、メスの性器に挿入する際に用いられるのがペニスなのです。
一言でいうならば、動物の雄の性器、生殖器(内、特に外性器)の事をペニスと呼びます。そもそも何故、ペニスが突起したものであるのか、は理由があります。
体内受精を行う動物のほとんどが、性行為(もしくは交尾)において、精子をメスの体内に注入します。メスの膣内に精子を注入しやすくするために、雄の体が発達し、突起物となったのです。
しかし体内受精で子孫を残す動物であっても交尾をしない動物(精包を受け取るなど)が存在するので、全ての雄が、この突起したペニス(陰茎)を所有しているわけではありません。
多くのオスは、性的な興奮を得るとペニスが増大します。このペニス(陰茎)の増大は自然現象であり、「勃起」と呼ばれます。
勃起状態になることによって、更に増大したペニス(陰茎)に刺激を与えると精子を出します。これが「射精」と呼ばれる現象です。この精子をメスが受精することによって、子を宿すことになるのです。
ただし爬虫類のみ、ペニスと呼ばれず、「交尾針」と呼ばれているようです。爬虫類は交尾はしますが、精子が内部を通り抜ける構造ではないため、このように呼ばれます。
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